葉っぱのスパイス:インドと西洋ベイリーフの違い
インドのベイリーフと西洋のベイリーフの違い
ローリエとインドのベイリーフは全く違う
インドカレーのレシピによく出てくるベイリーフ、実はスーパーでよく売られているローリエと呼ばれるものとは違います。味はどちらを使ってもおいしくできあがると思いますが、香りが全く違います。種類の異なるスパイスなのです。そこで、インドと同じ味に仕上げるならインドのベイリーフが欠かせません。
インドのベイリーフとローレルの違い
日本で一般的な西洋の料理で使われるベイリーフはローレルとも呼ばれます。そしてインドのベイリーフはインディアンベイリーフです。簡単に見分けられるくらい見た目が違います。
大きさと葉脈の流れに違いがあります
こちらの画像はインディアンベイリーフとローレルです。左がインドのベイリーフ、右がローレルです。
インドのベイリーフはローレルに比べて大きいです。縦に長い形をしています。そして葉に入っている線(葉脈)は縦です。
西洋のローレルは縦に太い葉脈が一本あり、そこから斜めに枝分かれしています。
インドのベイリーフとローレルの香りの違いは
- インドのベイリーフはとても弱い
香りの系統を言葉で表すなら、どちらもマイルドです。インドのものはさらにマイルドと言えます。よく炒めたり煮込んだときに、ベースの香りになります。西洋のローレルは使う前でもはっきり独自の香りが感じられますが、インドのベイリーフは香りを感じられないほど弱い印象かもしれません。
- どのインド料理にも使いやすい
インドのベイリーフは香りにあまり特徴がないとも言えます。それでも入れることで料理に変化がでます。間違えてたくさん料理に入れても問題ありません。
インドのベイリーフの使い方
インド料理でインドのベイリーフを使う方法は主に2通りです。
- 油で炒める
- 煮込むために、チャイやバスマティライスを炊くときに加える
特に使用頻度が高いのが、油で炒める方法です。まず油で炒めてから後々煮込むということが多いです。
ベイリーフはホールスパイスとして、調理の一番初めに使う
インド料理ではよく、スパイスを丸ごと油で炒めます。フライパンに油を熱したら、そこにベイリーフをはじめとしたホールスパイス(パウダーにしていない、原型のスパイス)を加えて香りを出します。
- インドのベイリーフは粉にして使うことは稀です
- 炒めたり煮込んだ後に、必要があれば取り出します
インドのベイリーフは一枚がとても大きいので、半分に折って使うことが多いです。見栄えをよくするために折らずに使うこともあります。
ホールスパイスの基本:ベイリーフ、カルダモン、クローブ、シナモン
調理の最初に炒めるホールスパイスの種類
インド料理の基本的なホールスパイスは4種類です
この4つはセットで覚えていいです。インドのベイリーフもそのうちの一つです。
インディアンベイリーフはどこで買える?
インドのベイリーフはインド食品を取り扱っているお店で入手できます。近くに心当たりがない時は、ネット通販がおすすめです。
インドの大きなベイリーフは、重さが1枚当たり0.5gほどです。
保存は茶筒など缶が香りを保つのに適しています。しかし、インドのベイリーフは元の香りがマイルドなため、プラスチック製の袋などでも特に問題ありません。湿気のないきれいな場所で保管すれば大丈夫です。