クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

【健康】生ターメリック、フェヌグリークシードのもやし【栄養豊富】

今日はインドの食材の中から、ターメリック(ウコン)とフェヌグリークシード(メティ)についてです。

近頃、ターメリックミルクを飲むことが多くなりました。マサラチャイはカフェインが気になるので、めっきり飲まなくなったためです。
そんな時、スーパーでオーガニックの生ターメリックが売っていたので買ってみました。ターメリックミルクにはこれまで乾燥したターメリックパウダーを使っていたのですが、生のターメリックが手に入ってからと言うもの、おろし金でおろして加えています。

香りがよくて、おいしいです。
牛乳を小鍋で温めて、そこにおろした生ターメリックを加えています。おろしターメリックもついでによく噛んで食べています。
生のターメリックはとくに色が鮮やかで、おろす時に指が黄色く染まったりします。それから、歯ブラシが大変です、飲んだ直後に歯磨きしたりすると…。いくら口をゆすいでから歯を磨いても、あっという間に白いブラシが黄色く染まってしまいます。(毛が緑色の歯ブラシが売っていたので買い換えようかと思っているところです ^^;)
そのまま薄切りにしたりしたものを食べてもおいしいです。食べた感じは、生の生姜の食感にターメリックの独特な香りがするような印象です。炒め物などにターメリックパウダーの代わりに加えることもできます。


続いてはこちら、フェヌグリークシードのもやしです。
フェヌグリークシード(メティ)は私の野菜炒めの本にも出てきますが、油で炒めてよく使います。あとはマトンのレシピにも煮込みで使ったり、南インド料理の香りづけにも使います。しかし、そんなに頻繁かつ大量に使うスパイスではありません。
大袋で買ったフェヌグリークシードをどのように消費するべきか、それを考えた時に一番効率がいいのは、もやしにして食べてしまうことです。
インドでももやしはよく食べられています。もやしのバリエーションも豊富です。その中の1つに、フェヌグリークシードのもやしがあります。
生で栄養たっぷりの状態で食べるか、カレーの材料として炒めたりして使うこともできます。
もやしの栽培には色々な方法がありますが、今回は私のやり方を紹介したいと思います。
作り始めて2日くらいで芽が出て食べることができますよ!

・まずフェヌグリークシードを洗って、ボウルにいれて一晩水に浸けます。
・ふやかしたフェヌグリークシードをざるにあけて、下には水受けも兼ねてボウルを重ねます。そして、表面をラップやシリコンシートなど乾燥しない素材で覆います。その際、少しだけ空気穴をあけておきます。

・よく育つように暗い部屋に置いておきます。1日に数回上からたっぷり水をかけて水を切ってから、ボウルに乗せ覆いをかけて、暗い部屋に戻します。
・芽が出たらできあがりです。2日くらい栽培するとよく芽が伸びてきます。

温度はそんなに気にしなくてもいいのですが、14度から25度くらいの部屋でよく育ちます。
人によっては最初に芽が出るまで室温において、そのあとは密閉容器で冷蔵庫に入れた状態で育てます。
ときどき芽が出なかった種が混ざっているので、噛む時に注意してください。とっても固いです。


私は生で食べるときはドレッシングを作り味付けます。独特の苦味を消すために、バルサミコ酢、はちみつ、塩、胡椒、オリーブオイルなどでしっかり味付けをしています。他の生野菜と組み合わせたサラダにすると、よりおいしいです。(ドレッシングは味をみながら好みで適当に混ぜます)

炒めるときは、フライパンで油にクミンシード小さじ2分の1、ターメリックパウダー小さじ4分の1、コリアンダーパウダー小さじ1、ガラムマサラ小さじ1、チリパウダー小さじ1/2、塩を適量、トマト(みじん切り1個、または缶詰のトマト100ml ほど)を加えて炒めてから、フェヌグリークシードのもやしを好きな量加えてさっと炒め合わせています。
フェヌグリークシードのもやしには鉄分がびっくりするほど豊富だそうですよ。(参照:https://www.nutritionvalue.org/Spices%2C_fenugreek_seed_nutritional_value.html
作業時間は少なく放っておくだけで育つので、ぜひ試してみましょう。