クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

インドのシャンプー(手作りの材料・使い方と感想)

最近いつも使っているシャンプーを変えました。
今はインドの自然素材でできたシャンプーを使っています。
このシャンプーは原料の粉を自分でブレンドし、使うたびにお湯で溶いて液状にしています。
市販のシャンプーを使うより手間がかかると思われるかもしれませんが、使い始めて数日もすると慣れました。
基本の材料は、ソープナッツ、シカカイ、アムラです。
ソープナッツはヒンディー語でリーター、またはアリーターと呼ばれ、日本ではムクロジという天然の洗濯洗剤として使われています。
シカカイはマジックソープと呼ばれる万能石けんにも主要材料として使われているそうです。
そして、アムラは髪に栄養を与える材料になっています。

私がなぜ市販のシャンプーから手作りのパウダーシャンプーに変えたのかというと、理由は肌につけるものから無駄を省きたかったからです。
それまでの私はオーガニックの素材を基調としたシャンプーに精油を加えて使っていました。そのシャンプーの原材料一覧は簡潔で、髪への栄養をはじめとした余計な成分はほとんど省かれていました。しかし、それでももっと突き詰めて、単純なシャンプーが欲しいと思ったときに、自然素材を探していたら全部インドにあったのです。
たまたま友人からドクターブロナーのマジックソープとソープナッツの話題が出たり、YouTubeのおすすめにインド人の方が投稿した手作りシャンプーの動画がでたり、偶然が重なってこの手作りパウダーシャンプーにたどり着きました。


『手作りパウダーシャンプー』
(基本の材料)
ソープナッツパウダー 大さじ1
シカカイパウダー 大さじ1
アムラ 大さじ1/2

材料を図る際は特に計量スプーンを使わなくても、普通のスプーンでOKです。
パウダーは容器に保存しておき、使うときに別の容器に小さじ1ほどの量を入れて、少量の水またはお湯で溶きます。溶いた液を頭皮全体に行き渡らせてもみ洗いした後、よくすすぎます。リンスは基本要りません。地肌を洗うだけならば小さじ1もあれば水を加えて十分な量のシャンプーができるのですが、ロングヘアの人で髪全体を洗髪したいときはシャンプーの量を増やすと良いと思われます。
シャンプーを溶く際は、プラスチックの計量カップを使っています。大さじ3杯程度の量が入る計量カップですが、100円ショップにあるかもしれません。
私は溶いたシャンプーに精油を加えています。髪の育成、脱毛によい精油であるローズマリーオイルとイランイランオイルを一回当たり2、3滴加えます。

初めの1ヶ月は髪がベトつき、理由が分からず試行錯誤していました。どうやらよく洗い、よくすすぐのがポイントのようです。
頭皮全体に行き渡る量の溶いたシャンプーで頭皮をよくもみ洗いし、たっぷりお湯を使って洗い流し、今のところリンスを使わない日の方がサラサラに仕上がります。実際、リンスは使わなくていいとインドではいわれています。リンスなしで使っていても、髪が痛むことはありません。
よく洗い流すために、熱めのお湯を使っています。熱いと言っても頭皮に負担がかかるほどではなく、心地いい熱さです。
インドでは乾燥させた素材をくだき、種を抜いてから煮出して使います。ただ保存が長くできないのと、使うときに冷たいので、パウダーをお湯で溶く方法で落ち着きました。
このシャンプーにはフラーズアースというクレイを混ぜて使う方法もあります。(フラーズアースの詳細、Wikipedia : https://en.m.wikipedia.org/wiki/Fuller%27s_earth) 一般的にクレイは汚れを吸着し毛穴を綺麗にしてくれます。ミネラルもあり頭皮にも良いです。もちろん顔にも体全体に良いです。使う際は排水溝が詰まらないように注意が必要です。


普段からアロマオイルを使っているので、良い香りと共に髪と地肌に栄養を与える方法を探していました。市販のシャンプーではたとえ天然の香料を使っていても香りが弱く、香料の持つ効果も期待できなかったのです。これまでオーガニックシャンプーに精油を加えて使ったり、リンスも無香料のものにして精油を加えたりしていました。シャンプーの中身に関して、この成分や原料は私に必要だろうかとしばしば考えることもありました。
そこで自然原料のシャンプーを探していたところ、インドの原料に出会いました。これまでそれぞれの素材の名前は聞いたことがあったものの、具体的にどういう効果があるのか知らなかったのです。
シャンプーやリンスのボトルがお風呂場から消えると、スペースが空き見た目がスッキリしました。シャンプーボトルなどは使い終わると大きなプラスチックゴミになりますが、それもなくなりました。
無駄なものが嫌いな私の性格にあったシャンプーができて、毎日入浴する際に気持ちもスッキリしています。


2021/01/21 追記↓
行きつけの美容師さんに「髪染めたの?真っ黒できれいね!」と言われました。言われてみるとたしかに、髪が黒くなったようです。本当に真っ黒です。
漆黒の髪を目指す方にもインドのシャンプーはオススメです♪
リンスは相変わらず使うとベタつくことがあり、以前の残りを消費するために週一くらいで使っていますが、無い方が髪がサラサラつやつやになっています。