「カレーの色はなんの色なの?」と人に聞かれたことがあります。
スパイスの色?といっても、なんのスパイスだろうか
唐辛子の赤い色?そんなに唐辛子入れるの?など疑問が浮かぶかもしれません。
カレーをたくさん作るようになってから分かることですが、インドカレーの色はスパイスだけでなく食材で決まることも多いです。
「赤」 赤いインドカレーは、チリパウダーの色です。一口にチリパウダーと言っても種類があり、カシュミーリーチリパウダーという真っ赤で辛味の少ないものをたくさん入れて色づけされることがあります。
また、トマトの色であることもあります。生のトマトをミキサーにかけて入れることもありますが、もっと真っ赤にするためには市販のトマトピューレを使います。生のトマトとトマトピューレでは味に違いが出るので、どちらを使うかはどんなカレーを作るかによっても変わります。
パプリカパウダーをふんだんに使うと、暗い色の赤がでます。ただあまり多量に使うと味に支障がでます。
「黄」 黄色いカレーはターメリックの色で出ます。ヨーグルトと少量のターメリックで作るカレーや、インドのチャーハンに入れる時にも黄色くなります。
それから、サフランを使うことで鮮やかな黄色が出ます。カレーとは違いますが、ご飯もののプラーオ、ビリヤニにサフランを加えると風味豊かで、綺麗な黄色いご飯ができます。他にも牛乳や白いものにサフランの色を加えます。
「緑」 緑のカレーはよくあるのがほうれん草のカレーです。茹でたほうれん草をミキサーでピューレ状にして作ります。
ディルをふんだんに使ったカレーも緑色に仕上がります。
くすんだ黄緑色ですが、カスリメティというスパイスを入れると薄く緑っぽくなります。カレーというより炒め物になりますが、使うと香りに奥深さが出ます。
「茶」 茶色いカレーは色々なスパイスを混ぜ合わせて作るとできます。特にクミンパウダー、クローブパウダーなどが茶色いです。
「白」 白いカレーはヨーグルトを使ったカレーです。ヨーグルトにベサン(ひよこ豆の粉)を加えてソースを作り味付けをします。「カリー」という種類のカレーです。
いかがでしょうか。カレー作りを見た目の色から決めて始めるのも楽しいですね。