クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

「チャイってどうやって作ればいいの?」「何を入れるの?」チャイに使えるスパイス一覧

私は毎朝インドのミルクティーであるチャイを煮立てています。みなさんカフェに行くと、チャイラテとかマサラチャイティーなどの名前で見かけることが多いと思われます。
このチャイについてですが、現地で飲まれているものなら自宅でも簡単に作れます。ただ、具体的にチャイに必要な材料と、作り方を知らないために、飲みたいけど作れないというかたもいることでしょう。
このブログでもいくつかチャイについての記事は書いてきましたが、今日はチャイの基本的な作り方と、材料についてご紹介します。


まずはシンプルな、チャイの基本的な作り方についてです。
「チャイに適した茶葉(CTC)と、水と牛乳1:1の割合で鍋に注ぎ煮立てます」
・マグカップ一杯の量のチャイを作るとしたら、水は100ml、牛乳100mlを用意します。
・鍋に水と茶葉を小さじ山盛り一杯ほど入れて火にかけます。煮立ったら牛乳を注ぎ、さらに煮立てます。
・お好みでお砂糖も加えて溶かします。
・茶漉しでこしながらカップに注ぎます。
これで、チャイはできあがりです。これが基本形になります。特にスパイスを使わなくても、チャイになります。


では、もっと本格的にスパイスなどを用いた材料、美味しく仕上がるコツを見ていきましょう。
まずは茶葉について、先ほど出てきた「チャイに適した茶葉(CTC)」についてご説明します。CTCとは紅茶の茶葉ですが、形に特徴があります。一般的な茶葉に比べ、丸い粒状になっているのです。この形に加工されているものがCTCの茶葉になります。CTCの茶葉を使うことで、深みのあるインドのチャイになります。
さらに美味しいチャイを作るにはCTCの茶葉を使うことはもちろん、茶葉自体が細かい粉状のものを用いて煮立てると、非常に香りが良くなります。紅茶にも色々な種類がありますが、チャイにオススメなのはアッサムなどの渋みのある茶葉になります。チャイとしてミルクティーにしたときにコクがでますよ。
牛乳は3.6%など、脂肪分が多いものがおすすめです。濃厚で美味しく仕上がります。

それでは、スパイスについて見ていきましょう。チャイは冒頭にご紹介したように、CTC、水、牛乳があれば基本的にできますが、さらにインドの味に近づけるにはスパイスを用いるものを作ることになります。
スパイスは好みで選ぶのですが、チャイにピッタリなスパイスがあります。

《チャイに使えるスパイス一覧》
カルダモン 1ー2コ
クローブ 1ー2コ
シナモン 1片
黒胡椒 2ー3粒
ベイリーフ 1枚
サフラン 1つまみ
フェンネル 1つまみ
ライジンジャー(生のおろし生姜がおすすめ)少々


以上のスパイスがチャイを作るときにオススメのものになります。
チャイに使うときにはこれらのスパイスをお好みのブレンドで、茶葉と一緒に煮立てていきます。
インドの家庭でこれまで見てきたのは、ただ生姜をおろして加えるだけのシンプルなものです。私がインドのチャイを思い出すときは、基本のチャイに生姜をおろして加えただけのものになります。
他には、カルダモンとシナモンを加えて煮立てたものなどがありました。
土産屋に置かれた贈答用のチャイティーバッグにはさまざまなスパイスの中に、サフランが少し入っていました。これはとても香りが良く、印象深かったです。香りの豊かなチャイを飲みたいときには、サフランを1つまみ加えて作っています。


私はスパイスたっぷりにしたいときには、上記のスパイス一覧に載っているものを各種入れて煮立てています。
もしスパイスに慣れていない方は、チャイに使うスパイスのブレンドも手に入れることができますので、そちらをご利用されるとよいでしょう。
CTCをお持ちでない場合も、アッサムティーやウバティーなどコクのある茶葉と一緒に作ると良いかと思われます。
アマゾンなどの大手通販サイトならスパイスもCTC茶葉も全て購入できるので、本格的なチャイを作りたい方はこれを機に材料を揃えてみてくださいね。
おいしいチャイができあがりますよ。



アッサムCTC茶葉、チャイに適した茶葉の写真


チャイマサラ、チャイに使うスパイスブレンド