クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

インドでの食事のマナー

皆さん、インドの人がどのように食事をいただいているか聞いたことがあると思います。
右手しか使ってはいけないとか、カレーしか食べていないとか…。
本当のところはどうなのでしょう?
今日はインドでの食卓の様子についてご紹介します。
この記事では北インドでのヴェジタリアンの食事風景をまとめます。



北インドではステンレス製のお皿に食事が盛り付けられます。
大きなお皿一枚だったり、仕切りが付いているプレート状のものがあります。
そこの手前に粒の形が長いお米(バスマティ米)、そしてチャパティという全粒粉の薄いパンをのせます。そして野菜のカレーが2種類ほどと、豆のスープが小さなお椀に入ってステンレス皿にのります。
人によってはお米が苦手なので、チャパティのみ作って食べる人もいますね。右手だけでうまくちぎって食べます。
インドでは大家族なので、料理を大皿に食卓に乗せてテーブルに置いてから各自でお皿にとりわけたり、始めからキッチンでお皿に盛ってリビングや空いている部屋に持って行って食べたりと、盛り方、取り分け方は様々です。
インドの人は右手を使って食べますが、スプーンを使って食べることもよくある光景です。
お米に炒め野菜をとり、豆のスープで汁気を加えてよく混ぜます。そして右手の指を使って口に運びます。
この時に指を綺麗にするために口に突っ込んで舐めるのも認められています。
ゲップもインドでは謝らなくて大丈夫です。(少なくとも私はゲップで人に謝られたことはないです。)


さて、左手はどうするのでしょうか。左手はお手洗いの際に水を右手でお尻にかけながら左手で洗い流すので、そもそも食事で主力として使いません。
ただし、ここで例外があります。
食事を自分の皿へととり分ける時に、左手を使うのです。
大皿をダイニングテーブルの上に置いて、各自とり分ける場合に手を使うことになります。チャパティやスライスした野菜など、素手でとり分けるものもあります。
右手は既に汁物や炒め物のカレーで汚れ、さらに口に運んでいる状態です。そのため使っていない乾いた左手でチャパティをとったり、お玉を使っておかずをとり分けるんですね。


食事中に水を飲んではいけないという話を聞いたことがありますが、インドの人は普通に飲みながら食事しています。

インドのカレーについて知りたいなら、私のオススメはこちらです。
大学に図書館で読んで、ポークカレーのレシピが載っていたのをずっと記憶しています。でもそのコピーをなくしてしまったので何年たってもずっと気になっています。