クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

急に語学力が伸びてきました。こちらに住んで5ヶ月。

先週末にこっちの人と会話をしていました。いつも先方は私を気遣ってこちらの言語を使わないでコミュニケーションを取るようにしています。けれども、思い切って「全部ふつうに(現地語で)話してください」と頼み、早くてわからないことは再度英語を交えてゆっくり話してもらうようにしました。そうすると、今まで全く会話ができなかった私が、こちらの言語で返事をできるようになり、また相手に伝わるようになってきました。先方は「あなた喋れるようになったの!」と非常に驚くとともに喜んでいました。
以前の記事で「今まで蓄積されてきた言葉が少しずつ出てくるようになってきた」との旨を書きましたが、その現象はずっと続いています。頭で考えて、文章が作れるようになってきました。どうやら文法が身につき始めたようです。それから、思うに単に名詞だけとか動詞だけではなく、形容詞・副詞・目的語なども覚え始めたようです。単純に「私」だけや「話す」などの動詞だけでは文章が作れませんよね。他に、過去形と現在形、進行形、未来形を覚えはじめたのも大きな要素です。知っている動詞はまだ数が少ないものの、基本的な動作の単語を覚えているので形を変えて時制にあわせて使っています。

今の私の「語学力」は、自分で気づかぬうちに昔では考えられないほど伸びていました。学生時代、当時の私には必要のなかった英語は全く身につきませんでした。大学で勉強しているだけのヒンディー語は、1年経っても映画を観て「私」という主語しか聞き取れなかったですし、それが聞こえただけでも非常にテンションがあがっていました。でもこちらに住んでから5ヶ月、その間に学校には1ヶ月ほど通い、文章を作ることと会話ができるようになりました。

良くも悪くも、今までの英語・ヒンディー語による語学学習で「語学力(=語学を身につける力)」がついているようです。けしてネイティブのようにスラスラ喋れるというわけではありませんが、語学力がついて言葉が身につくスピードが格段に変わっています。
ヒンディー語ができるようになった自分だからと、たとえ英語ができなくても今の言語も日常会話をマスターする自信があります。英語しかやっておらず英会話ができなかった頃は、語学に対して全く自信がありませんでした。非常に語学コンプレックスともいえる自信のなさや劣等感を感じていました。しかし、今はコンプレックスを感じていません。ヒンディー語を続けてよかったです。今の私があるのはヒンディー語を続けてきたおかげですから。