クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

インド人の人柄、国民性(人をよく見る)

私がインドに関する勉強を始めてから、早4年が経とうとしています。そして3月には大学を卒業します。ヒンディー語が上達するにしたがって、現地でインドの方と接する機会も増えてきました。また日本に帰ってからもインド人の方が目に付くようになっています。他の国の人と見分けが付くんです。後ろ姿とか持ち物とかファッションで。笑


今日は私から見たインド人について書きたいと思います。その前に了承いただきたいのが、人それぞれで異なるという点です。「インド人には平均がない」という名言(?)を言ったのは私の先生ですが、その通りだと思います。日本とは比べものにならない国土面積をもち、地域により様々な点が異なっています。仮に隣り合った地域であっても、その差は日本で言うならば北海道と沖縄くらいであると例えても過言ではありません。環境が違えば食文化や気候が異なり、文字と共に言語も異なります。宗教も日本ならばほぼ仏教徒(これに関して深く言及しません)と言えますが、インドにはヒンドゥーイスラム、スィク、ゾロアスター、キリストと多くの宗教が混在しています。基盤がこれほど異なった人々がいることから「日本には地域で風習に差がある」という程度以上に、インドはそれぞれが違うということを踏まえて読んでいただきたいと思います。
インド人の姿を思い浮かべたときに、まず「人をよく観察している」という点に気付きます。町を歩いていても列車に乗っていても、じーっと相手のことを見るのです。日本人だったら目が合ったら見てないふりをして目をそらすと思うのですが、インドの人は全く逸らさない場合も多いです。私は「あまり他人をじっと見ると、何を思われているか(悪いことではないかと)相手が気にしてしまうから」という気遣う気持ちから基本的にじっくり見ないですが、日本人の皆さんいかがでしょうか。考えに差があるとは思いますが、日本人は相手のことあからさまに見ないですよね。インドの人は気になったものをじっと見ているように感じます。特に日本人なんて多くのインド人に混じったら珍しく映るようで、ジロジロ見られます。初めてインドに行ったときは「何を考えてこんなに私を見るのだろう(汗」と思ってましたが、最近では慣れました。日本人は他人を見ているのを隠すだけで、インドの人は隠れないというだけなのでしょう。実際たまたま側に居る日本人に対して悪いこと考えて見ている確立は低いと思います。
特徴一つ挙げるまでに随分長くなってしまったので、今回はこの辺で。