クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

2月12日フリマの結果

12日にフリマを行ってきました。今回出品したものは手作りのインドビーズアクセサリー、インド製中心に古着を売りました。
結果は古着が多く売れて、アクセサリーは3人(うち一人は私の友人)に購入していただきました。古着は一着100円〜200円くらいです。アクセサリーは材料費の3倍を目安に価格を設定しました。中でも売れた商品は120円〜550円のものです。
開場して商品を並べ始めたあたりからお客さんが現れ始めてはいたものの、最初の15分は誰も購入に至りませんでした。
しかし、一人だけ私のブースに長くとどまるお客さんが来たのをきっかけに他の人がぞろぞろ来て、あっという間に四方を囲まれる状態へと変化しました。一度に3人から声をかけられるなど、私は対応に追われててんやわんや。ほとんどが古着を買う中高年の方で、私が作ったアクセサリーは買う人はたまにしかいませんでした。
いっぺんに服が売れ、お客さんの波が去っていきました。一息ついてあたりを見回すと、たたんで積んであった服はみなぐちゃぐちゃの山となっていました。そして、地面近くに並べられたアクセサリーはあちこちに投げ出され、高いところにあったものは下に落とされ、留め具をはずさずに腕に通されたブレスレットは壊れていました。酷い有り様です。
中高年の方にはすぐ安く買い叩かれて、何を売っても「安ければいい」という風に言われている気がしてなりませんでした。質の良し悪し、デザインに関わらず値切って50円くらいで持っていきます。一度にすべて買わずに2回以上に分けて、さっきも買ったからと言って値切る。フリマと言う特性上このような事態も仕方がないのですが、そのような人に売れた場合、その後買われたものはゴミになっているのではないかとも考えてしまいます。
そう感じた例の一つとして、一昨年タイにいった際に首長族の少女が手織りで作ったストールがあります。私は彼女から直接購入したものを今回はフリマに出しました。外国人価格とはいえ、元値が120バーツです。それでも私が秋と春に何度も使っていたので、状態は非常によくとも100円で売ることにしました。ところがお客さんは平気で「100円じゃ高い。10円ね!」と言うのです。コレが10円?日本人にとっての10円って、駄菓子を買う程度の額です。似たような方が何人もいて、私は特徴や特性を伝えていましたが10円と言い張られる始末で、結局誰にも売りませんでした。あまりにも価値を下げられ過ぎて複雑でしたし、その人たちは単に安くものを買いたいだけであってモノ事態が愛されない状況に悲しくなりました。その製品を作る場所や人の伝統及び技術は、明らかに重んじられていないことが毎回提示される破格で見てとれました。
私が今後着ない服で特にインドの服が売れたのはいいことですが、物の良さが伝わっていないのでは困ります。
それからフリマでアクセサリーを売るのは難しいと感じました。服に対する需要が多いあまり、あまり見てもらえないのです。

そんなわけで初のアクセサリー販売は失敗でした。一人につき複数商品が売れましたが、購入者は3人。商品の陳列状況も最悪でした。
インドの色と柄を伝えるために、私が今すぐにできることって、一体なんだろうかと考えこんでしまいます。
いつも眠れなくなります。ブログ夜中に更新してばかりですね。今日はここまで。