クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

マトンカレーの作り方

マトン・カレー

本日の晩ご飯はマトンカレーでした。
羊の肉はスーパーにラム肉がちょこっと置いてある場合や、冷凍で置いてある場合があります。日本人にもなじみやすい味ですので、皆さん作ってみてください。


【マトン・カレーのレシピ】
・まず材料を揃えます。それぞれボウルや皿に分けておいてください。
☆スパイスはA,Bはそれぞれの小皿に入れておく

・それから炒め始めます

『材料』4人分(所要時間1h)
羊肉(ラム・マトン)or鶏肉 500グラム→一口サイズ
玉ねぎ 大1〜2個→みじん切り
トマト 大1〜2個(みじん切り)orヨーグルト大さじ3〜5
しょうが・にんにく→生をおろす 各大さじ1(市販のペーストではなく、生をおろしてください。)

☆スパイスA→小皿に入れて分けておく
シナモンスティック→3センチ
カルダモン(ホール)8〜10個→さやを剥く
クローブ→大さじ3/4〜大さじ1
ベイリーフ/ローリエ(月桂樹)[Tej Patta]→小さいものを3枚くらい(ベイリーフについてはページ下部を参照)

★スパイスB→別の小皿に分けておく
ターメリック→大さじ1
クミンパウダー→大さじ2
コリアンダーパウダー→大さじ1と3/4〜大さじ2
+塩→小さじ1〜2(お好みで)
『★スパイスBには水を加えてペーストにする』

カイエン・ペッパー(レッドチリ) お好みで
油 大さじ8〜10(※油が多いことは重要です。減らしすぎないように。)


『作り方』

  1. 大きいフライパンで油を熱する。初めは火力を強く(中強火に)して温める。
  2. 煙が出るくらい熱くなる前に火を弱め、☆スパイスAをじっくり炒める。フライパンを熱しすぎて焦がさないように気をつけてください。煙が出たときは火を止め、冷ましてから炒めましょう。
  3. シナモンスティックなどがはじけて香りが出てきたら玉ねぎを加えて、中〜強火で茶色になるまで炒める
  4. しょうが・にんにくを加えて炒める
  5. スパイス★B(水を加えペーストにしたもの)を加えて炒める
  6. 油が分離しはじめたら羊肉を加える
  7. 羊肉に火が通ったところでトマトを加えて炒める
  8. トマトの形が無くなったら、お好みでレッドチリを加えて辛みを出します。
  9. 塩が足りないようなら加えてください。ドロドロなカレーが嫌な方は、水を加えて状態をととのえます。できあがりです。

インドのベイリーフは一枚の大きさが日本に見られるものの2倍以上あります。また、葉脈の流れが中心から斜めにではなく、全て縦に入っています。チャイのレシピで紹介したINDOJIN.COMでこのベイリーフは安く手に入ります。また、その他スパイスは大津屋さんで揃ってます。(大津屋さんベイリーフは注文したことがないので不明です)基本的にスパイスはスーパーだと量が少ない上にとても高いので、上野のアメ横やネットショップで買うのがおすすめです。
インド料理の味つけは何かというと、もちろんスパイスです。スパイスはたっぷりの油で、じっくり炒めることで香りが出ます。焦げると台無しになるので、最初にスパイスを炒める際は中強火でフライパンを温め、熱くなり過ぎそうな時は弱火にしましょう。また、しょうがとにんにくは味に大きく影響しますので、生のものをおろして使いましょう。この行程で私は毎回15分くらいかかってしまいます(汗)玉ねぎを炒める行程も、よく炒めることで甘みととろみが出ます。これは洋食の料理だけでなく、インド料理に関しても同じことが言えます。インド料理にはたっぷりの油でじっくりと炒めましょう。炒める時間は10分前後です。私はジンジャー・ガーリックペーストを作る時と同じくらい時間がかかります。
私はいつもラム肉で作っています。家族や友人には好評です。ご飯に合いますよ♪

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2015/8/31
マトンカレーのレシピを探してくる方が多いので、ちょこっと追記したいと思います。アチャーリー・ビルヤーニー(ビリヤニ)やキーマカレーなどに使う肉はラム肉(マトン)が合います。私はラム肉系カレーに使うパキスタン料理のスパイスミックスのパックを買って、ラム肉をどーんと投入しています。ラム肉1キロくらい簡単に消費できます。スパイスと肉を半量で作ったり、肉を減らして玉ねぎやグリーンピースなどを増やしても大丈夫です。
この本の目次を見たことがありますが、マトンカレーが載っていました。

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2016年11月追記
私自身がラム・マトンのレシピ集を電子書籍で出版しました。
Amazonリンク:しっかりスパイスを使ったインド料理、ラム・マトンのレシピ: スパイスでおいしくなるラム・マトンのカレーとインド料理のレシピ

詳しくはAmazonのページ、または当ブログの別記事にてご確認ください。