クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

ほぼインド人で占めている少女漫画とは

まだまだ暑くて、カレーが美味しい季節ですね。
しかしながら、今日は私のカレーが大好きという話ではないんです。
私にはカレー以外にも好きなものがあるのです。もちろん…!
その1つがマンガです。小学生の頃はドラえもん学習漫画シリーズを図書券で買い、よく読んでいました。中学から大学までは自分では買わないものの、人気の漫画は他の人が快く貸してくれました。みんな、私の周りの人たちは自分の好きなマンガを他の人にも知ってもらいたがっていたのです。
現在日本を離れ海外生活中の私は、日本語の漫画がとても恋しくなりました。
大変便利なことに、最近は電子書籍で読める漫画がたくさんあります。しかも書籍によっては無料キャンペーンで話の冒頭が購入せずに読めるので、今まで知らなかったタイトルの中にも面白いマンガを見つけるようになりました。
そして、このブログで取り上げられるマンガをついに見つけたのです。
インド人ばかりが出てくる少女漫画です!!!



マダム・プティというタイトルで、表紙だけ見ても話の内容は推測しにくい感じのマンガです。
一巻が無料キャンペーンだったので読んで見ると…
少女漫画に多い学園モノではありません。時代物というのでしょうか。設定は古い年代になっています。
冒頭から主人公少女はオリエント急行に乗ります。ここでまず一人目のインド人、ニーラムが登場。
彼女たちの目的地はパリなので、ここでインド人は打ち止めかと思いきや、2巻以降もニーラムと共に出てくる出てくるインド人の行列!
パリについてからもどんどん出てくるインド人の数々
単語もちょくちょくヒンディー語とマラーティー語と思われるものが出てきます。
話の中盤からは9割5分インド人しか出てきません!


ストーリーではヒロインの主人公と深い関わりを持つニーラム。彼は話の中心で常に登場するのですが、ニーラムのような存在は他の少女漫画では見たことがありません。独特で魅力的です。おそらく読者の女性からすると、魅惑の色気を放つ現代にはないヒーロー像という感じです。ちょっと危うく、幼い少年のような部分に母性本能もくすぐられます。
主人公とニーラム以外にも、この漫画の世界観で活きる登場人物がたくさん出てくるので、それがこの漫画の面白いところです。
ずーっとヒロインと相手の男性が中心で話が展開していくわけではないので、少女漫画にある恋愛の要素を除いても十分に楽しいです。


全く先の展開が読めない漫画です。少女漫画はおきまりのパターンが面白いものが多い中で、この作品は一風変わっています。

私にとっては、インドが元から好きでも違和感なく受け入れられて面白い作品です。
ニーラムが漫画だからこそあり得る色気の凄まじい登場人物で、彼が出てくるシーンがお気に入りです。
美女が多いのもいいですね。美しい人ばかり出てきます。
話が面白いだけでなく登場人物たちが非常に目の保養になるので、すでに5回は読み返しました。
もちろん恋愛あり、サスペンスあり、冒険ありの漫画です。少女漫画ですが、男性でもきっとハマると思います。


私はどんどんハマっていき、こんなに読み返すほどならば買ってまで読んで良かったと心から思っています。