クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

〜生姜紅茶よりも〜チャイのレシピ

最近「生姜紅茶」がブームですよね。
生姜+紅茶で体を温め、代謝を良くする助けになるとのことです。
私の友人はダイエットのため、生姜紅茶を始めました。
しかし、話を聞いてみると、彼女は生姜が嫌いだそうです。
それなのに紅茶に生姜を入れて、頑張って飲んでいました。
確かに生姜は体を温め血行を促進するため、代謝も上がるでしょう。
だからといって、嫌いなものを続けるのは精神的に負担です。


実は、簡単に生姜と紅茶を取り入れる方法がインドにあります。
インド人の食べもので、生姜と紅茶が欠かせません。
その中で、日本でも簡単に作れるチャイの作り方を紹介します。
(★ヒンディー語では「チャーエ」と発音することが多い)
生姜を加えてジンジャーチャイにしましょう。


「チャイ(ジンジャー)」
[材料(マグカップ1杯)]
・水 マグカップ 半分
・生姜 スライス 1〜2枚
・紅茶(アッサムセイロンなど) 小さじ山盛り1杯
・牛乳 マグカップ 半分
・砂糖 適宜

  1. 鍋に水を加え、強火にかけます
  2. 生姜をスライスして鍋に加えます
  3. 水が沸騰したら紅茶を加え、中火にします
  4. 牛乳を加え、弱火にします
  5. 吹きこぼれそうになったら鍋を持ち上げ、手を回して中身をかき回すように鍋を回します。
  6. 最後に砂糖を加え、溶けたら茶こしでこして出来上がり。

インドではマグカップ三分の一くらいの量を一杯として、砂糖を多く加えて飲みます。


生姜以外にスパイスを加えて飲むことも一般的です。
私が普段飲んでいるレシピには次のものを加えます。

  1. 黒胡椒:ブラックペッパー。スパイスミルを使って、その場で挽きます。コショウも体を温めます。
  2. フェンネル:ガムのスーッとしたような、甘い香りがします。
  3. カルダモン:甘い香りです。口の中に爽やかさが残ります。
  4. シナモン:ショウガと同じく、血行をよくするそうです。甘い香りです。
  5. クローブパウダー:入れるとコクが出ます。少量でも強い薬効があるそうです。


お湯を沸かし始めたら、その日の気分によって入れるものや分量を変えています。
甘さが欲しいときにはシナモン・カルダモンを多く入れたり
スパイシーさが欲しいときは黒コショウを挽いてみたり。
ちなみに「チャイマサラ」(ティーマサラ)と呼ばれるような、チャイに加えるスパイスがミックスされたものも販売されています。
マサラ(マサーラー)というのは、スパイスのことです。


カルダモンはホール(サヤ付き)のものを使っています。
手で皮を剥くと、中から黒い粒が出てきます。鍋にはそれを入れます。
挽いてあるものより、香りが違います。断然強いです。
黒胡椒も同じです。その場で挽いたものは香りが良いです。
私はS&Bでスパイスミルが付いた黒の粒胡椒を挽いています。スーパーで簡単に買えますよ。


ただ、スーパーでスパイスを揃えると非常に高いです。
ネットショップを探してみると、驚くほど安いことに気付かされます。


私がよく利用しているのはアメ横大津屋です。
スパイスだけでなく、豆や製菓材料なども安いです。
普段は通販で利用していますが、上野に行くときはアメ横の店舗に訪れることもあります。


しかし、もっと安いお店がこちらにあります。
INDOJIN DOT COMです。
英語で書いてありますが、日本国内に発送しています。
現地のお菓子や雑貨も豊富で、インドのスーパーマーケットに近いです。
ただ、欲しいものが一回で購入できるという点を考慮すると、大津屋さんに比べこちらの利用頻度は少なめです。品切れも多いので。
でも個人的に大好きです。
以前注文した際は、おまけでインドの食べ物が付いていました。
カップの中にライスフレークが入っていて、お湯をそそぐとふくらんでモチモチする食べ物です。
中東とかアフリカ辺りに見られるクスクスを思わせる一品でした。あれもお湯を入れるだけでできますよね。
ちなみに味は、黄色いカップレモングラス風味だったような。
ふつうにおいしかったので、タマリンド味(赤い実で酸味があるもの)のカップを後から買いましたが、黄色いカップのほうがおいしかったです。
タマリンド買っても黄色い方がおまけでついてました(笑)


今でこそ、インドで使うスパイスや食材などに詳しくなった私ですが
初めは全くわからず、材料の確認だけで料理に時間がかかりました。
スパイスに興味がある方、入門としてまずはチャイを作ることからはじめてみてはいかがでしょうか。
今回紹介したスパイスは料理にはもちろん、甘い香りのものはお菓子作りにも最適です。
少しずつ覚えながら揃えていけば、普段の料理の幅も広がると思います。



当ブログより、スパイスを活用したインド料理のレシピ集が販売されています。