クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

値切りの極意・効果のある一言・ポイント

先日インドで値段交渉する上での一連の流れを記事にしました。
「今回は効果のある一言」をピックアップします。
ぜひ使ってみてくださいね。

【効果のある一言】
『あっちのお店では○○円だったよ』
…嘘でも本当でも、適当に言ってみてください。相手が「話にならない」という顔をしたなら、それは値切りすぎです。
高い値段で貫き通そうという姿勢は見られるでしょうが、それもだんだん崩れてきます。
リキシャー(タイでトゥクトゥクに乗るとき)や、ホテルでの値段交渉でも使えます。


『他を見てからまた来ます。』
…日本で服を見ているときなどにおなじみのフレーズですが、コレを使うと引き留められて安くなっていきます。


『もう、行かなきゃならない』
…全く買うそぶりを見せていないにも関わらず引き留められるときに、この言葉は有効です。さらに引き留めて安くする可能性が高いです。


「これ、○○円だよね?じゃあコレも買うから××円ね!」
…商品を購入する段階まで、値段を最大限に下げた後に使います。
さらに下がるでしょう。値段が下がらないときは「じゃあ要らない」と言って帰る振りをすると引き留められるはずです。


以前インドでの値切りの極意は「相手に値段を言わせる」というお話をしましたが、他にも値段交渉のシーンでポイントがあります。
・「商品を褒める」…相手の気分を害さないという意味で、欲しいものは褒めます。怒らせたらアウトです。
・「ボスに話をさせる」…値段が下がる見込みがない場合、お店のボスと話を付けるとあっさり下がります。しかし値切りすぎてボスを怒らせたら完全にアウトです。(私は怒らせて無視されるようになりました笑)
・「妥協点を見つける」…相手も商売ですから、利益がある程度出る価格までしか下げられません。相手の言い分もほんの少々考慮しつつ、妥協点を見つけましょう。
・「店員同士が話し合って出た価格がラストプライス」…一番の妥協点はこれです。店員同士で利益を考えながら話し合って出た価格ですので、それ以上下げるのは厳しいのだと思ってください。あんまり下げすぎるとキレられるので、ほどほどが大事なのです。


お店によっても安い、高いがあります。扱ってる商品のクオリティも異なります。
交渉の前にお店選びも粘り強く行いましょう。元から高いお店では価格を下げても高いままです。
リキシャーの人に連れて行かれるお店は外国人観光客に向けた、とても高いお店であることがほとんどです。(大きな店舗を構え、中の見えないドアや地下に続く階段など、外観が立派なお店です。)彼らは、私達が購入するとコミッションを受け取っています。
そういったお店では(ある程度の)高級品や洗練されたデザインが見られますが、地元の人が行くようなバザールでも十分なものが見つかるはずです。
私が見たところ、お土産やさんの商品は質の悪いものでもデザインだけ綺麗だったりして、値段が不当に高いです。

タージ・マハルのあるアーグラー(アグラ)に行くと、移動の行程で大理石のお店に連れて行かれることがあるでしょう。
しかし、大理石を買うなら帰りのデリーで買った方が良いと思います。
扱っている商品は似たようなものです。アーグラーに比べてデリーの方が大理石の需要が少ないせいか、値段も下げやすいです。それに旅の間ずっと大理石を持っているのは重いですよね。
ちなみに大理石購入の際は「ソープストーン」と呼ばれる安価な石なども売りつけられたりするので、注意が必要です。また、天然石をはめ込んで描かれているものはランクが下がるとのこと。
本物の大理石は「光に照らすと透ける」ようです。石に関しては専門的に学ばないとわかりませんので、言及はこの辺にとどめておきます。


ものによって質に大きな差があり、それに伴って価格も変わるのだということを知っておいていただきたいと思います。
見た感じ、触感などから判断せねばなりません。
最終的には、自分の好みで納得するものを選べば良いと思います。