クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

バナーラスの火葬場〜ドーム(ドウム)

kurfi2011-01-13

インドのバナーラスでは、ガンジス川の岸で亡くなった人を火葬しています。その火葬をする人のことをドーム(ドゥム,डोम)といい、カーストの一つです。彼らはマニカルニカのような火葬場のガート(シャムシャーン ガートशमशान घाट)で遺体を燃やしています。
なんでこんなこと急に書いたのかというと、グーグルで検索してもドームという言葉がwikiくらいしか引っかからなかったからです。シャムシャーンという言葉も、なぜか私の辞書(大修館ヒンディー日本語辞典)でひいて出てこないです(私の探し方が足りないのでしょうが。)オックスフォードの英語ヒンディー辞書にはcremate,cremation groundで載っています。
このことが、インドのことを知る一つの足がかりになれば幸いです。カーストという制度によって、遺体を燃やすことが生業の人がいるのです。
バナーラスでは亡くなった人がオレンジ色の布にくるまれた状態で、何人かの人に担がれて運ばれる光景を目にします。火葬場に運ばれていくところです。機械ではなく、薪を焚いて燃やします。薪代が足りないと、燃やしきれずに形が残ります。燃やした後は、ガンガー(ガンジス川)に流されます。

(2014-2.8追記)
辞書の中にある例文(उलटा項目内)で火葬場という単語がश्मशान(スムシャーン)として載っているのを見つけました。ただ、その単語自体は項目として同辞書内に見つけられません。
改めてオックスフォードの辞書をみたらश्मशान(スムシャーン)はおろか以前見たशमशान(シャムシャーン)も見つからなくなっているという、不思議な事態に。。。どうやら以前にもオックスフォードではなく、また別の辞書で見たようです。
ネット上にあるshabdkosh.comという辞書で探せばश्मशानは出てきます。