深刻な現金不足、小銭不足が続くインド
インド紙幣のデザイン変更が発表されてからというもの、現地では以前にも輪をかけて現金不足が続いています。
最近はATMでお金を下ろすことは可能なのですが、その際の上限額が決まっている上に、金額の大きい紙幣ばかり手に入るそうです。そうすると、日常生活で使うための小銭がなくて困ることになります。
大きな紙幣でお釣りを目当てに買い物しようとしても、売り手もお釣りで渡すための小銭がないのです。
新紙幣に移行する前からインドでは小銭がとても大切でした。
今はそれがさらに現金不足、小銭不足の加速が続いた状態になっています。
お寺への寄付金は特例で政府が新紙幣への交換を約束しています。ただ、それに便乗して僧侶たちが一般の人から古いお金を受け取り、実際の額面よりも安い金額の紙幣を渡すという取引が横行している、というニュースも報道されています。
もちろんクレジットカードで支払いできる店なら買い物は可能です。
ただ、日常的に人々が利用する雑貨屋などではカードでの支払いできる設備がありません。
