クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

サールナート・ダライ・ラマ

一月にインドのサールナートダライ・ラマの講演を聴きました。
入場料は無料でした。入り口でセキュリティチェックがあり、パスポートと写真が必要でした。
会場の先頭にはダライ・ラマがいて、その前を半円状になって観客がカーペットや簡易クッションの上に座り、講演を聞いていました。
講演はチベット語で行われていたので、私は同時放送の英語訳を携帯ラジオから聞きました。しかし、インドクオリティーのラジオなので、結局ほとんど聴き取れませんでした。
聞こえた内容としては、楽しいことはその時だけ、刹那的なものであるので、我慢することを覚えましょう。ということでした。仏教的にいえば我慢というより諦めるということだったかもしれません。
残念ですが、本当にそれだけしか聞き取れませんでした。
そのラジオはそれきりで捨てました。電池こみで、200ルピーくらいでした。

講演の後は近くのテント内にあったチベット料理を食べました。マトンカレーを注文しました。スープがたっぷり入った、あっさりしたカレーでした。おいしかったです。

昼食の後はサールナートで仏教関係の建築巡りをしました。タイのお寺がゆったりした境内でよかったです。それから、美術館が見ものでした。ただ、セキュリティがめんどうでした。なんでもかんでも、入り口の警報機が反応して鳴るのです。

サールナートまでの行きはバナーラスからオートリキシャーを5人でシェアして、一人頭50ルピーで行きました。帰り道はまずシェアでオートリキシャーにのり、バスに乗り継いで、駅でオートリキシャーに乗り換える方法で帰りました。40ルピーとか50ルピーくらいだったと思います。

自分は仏教徒のつもりですが、深く信仰していません。仏教のことをそれほど理解してもいません。自分は無宗教なのかと思う日がありました。ただ、インドにいて気づくことがあります。ヒンドゥー寺院に行った時には神に手を合わせたいという気持ちがわかず、日本のお寺(神社)に行った際には必ず静まった心で手を合わせて願い事をしている自分がいるということです。それが、自身に根付いた仏教の信仰心の表れなのだと思います。

その時の講演で、私はチベット仏教について聞いたのかな、という気持ちでいます。仏教と一口に言っても、国によってまた異なる部分があるように感じられるのです。日本とも違い、タイのそれとも違い、その他の国ともそれぞれ違う感覚があります。