クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

バーラ ジョーティル リンガ

インドでリンガとはヒンドゥー教におけるシヴァ神の男根、シヴァリンガを指します。
私はバナーラスにて、バーラ・ジョーティル・リンガという巡礼を行いました。巡礼といっても何百キロと裸足で歩いたりするのではありません。バーラ・ジョーティル・リンガではインド全土の中で、各地に12個の重要なシヴァリンガを巡る旅のことを言います。しかし、普通に回るのは大変です。
実はバナーラス市内には該当するシヴァリンガを祀るお寺があるだけでなく、その他インド各地にあるお寺のミニチュア版が両方合わせて12個点在しています。私はそこを巡るツアーに参加しました。
巡礼の日は朝に必ずシャワーを浴びなくてはなりません。冷たい。ツアーは全部で30名くらいでしょうか。回りすぎて、全ての寺の名前は覚えていません(汗)
一番最初にガンジス川沿いにある大きなお寺がツアー客の集合地点でした。誰がツアー客で先導の人なのかもわからないくらい混雑していましたが、いつの間にやら周りの人たちで開会の式が始まってました。お金とお米を使って、お寺の方の合図で投げてました。(記憶が曖昧です。)
よくわからないまま、周りの人たちに混じってみんなで歩いていきます。
お寺の回る順番はその日のプログラムに沿っていて、旅のしおりのようなものに書いてあります。全部ヒンディー語です。字が小さくて見えませんが、お寺の名前が12個書いてあります。リンガの絵も12個あります。
回るお寺は実際にバナーラスにあるシヴァリンガ、それに加えて南インドのミニチュアのお寺などでした。ミニチュアですが、よくできています。
歩いている間はみんなで「har har mahadev shambhu」という曲を歌っています。一般道を団体で歌いながら歩くので、道行く人が何事かと私たちの様子を見ていました。
ツアー客が多すぎて、歩いたり参拝している間にはぐれることが何度かありましたが、誰かしら「あっちにいったよ」とか教えてくれました。言われた方向に急いで向かうと、みんなの歌声が聞こえてきます。この歌は簡単に言うとガンジス川とか、バナーラスの宗教的な歌です。har har mahadev shambhu,kashi vishvanath gange.
たまにリキシャーにのっているとはいえ、朝から夕方までほとんど歩いていました。一番最後、12個目のお寺を参拝するとインドの伝統菓子が配られます。甘いです。苦手ですが頑張って食べました。
一番最後にツアーの先導さんに100ルピーくらい渡して終了です。
こういうツアーもアリだなと思いました。