インドのお菓子 ミターイー

インド旅行にでかける方にとって楽しみの一つは、なんといっても本場のインド料理やご当地名物を食べることでしょう。今日はインドの伝統菓子にスポットを当ててみます。
インドのお菓子は非常に甘いです。乳製品や砂糖を多く使っています。具体的にできあがるものは、甘いシロップにつけ込んだものや、砂糖たっぷりの揚げ団子、砂糖とバター（ギー）セモリナ粉を煮詰めたようなお菓子などになります。
インドの伝統菓子はご自身が女性で甘いものを好んでいるからとか、自分はスイーツ男子であるとか通用しません。日本人の感覚からすると甘すぎて食べれないと思います。
なぜ激甘なのかというと、根幹にインド人の好みがあるとしか考えられません。インド人は料理は辛くてチャイやお菓子は激甘を好みます。私がヨーグルトをプレーンで食べようとしたとき、現地の方に「酸っぱいでしょう？」とお砂糖を大量に投入されました。もはや砂糖とヨーグルトの割合は１：１くらいです。砂糖の粒が大きい（グラニュー糖より大きい）ので、食べるとジャリジャリして甘かったです。350ミリリットルくらいの牛乳にスプーン５杯以上のお砂糖を入れて飲む人もいます。
伝統菓子はもちろん美味しいのですが、美味しい以上に甘いという味覚の方が上回ります。甘さは物によりますが、油断は禁物です。食べた後甘すぎて後悔することがしばしばです。
インド人に「甘すぎるよ！」と言うと「なんで〜！？おいしいじゃん」みたいな反応が返ってきます。味覚は育った環境によって変わるんでしょうか。人種によるんでしょうか。
インドの人は誰かの家にお邪魔する際、手みやげとして大きな箱にたくさんのお菓子を詰めて持って行くことがあります。全部激甘。しかし子どもがいる家庭ではあっという間に平らげられてしまいます。私は激甘のお菓子に出くわしたら、１口でも辛いです。