クルフィーの色~インド.料理.旅など~

ひたすらインドとヒンディー語について綴られるブログです

インドの準備(1)

私がインドに女一人で行ってみて必要に感じたもの、気付いたことなどを書きます。
荷物を減らすコツも合わせてご覧ください。
何が必要かは人それぞれ異なるでしょう。しかし、必要なものが増えれば増えるほど、荷物は重くなります。
そのため、あえて一般的に必要な全ての持ち物について触れていません。参考程度に読んでいただければ幸いです。
まずは、インド渡航の際に大事なものについて書きます。


【インド渡航の際に大事なもの】

  1. インドビザ
  2. ダイヤル式チェーンロック
  3. 変圧器
  4. 日焼け止め、日傘(日光、紫外線対策)
  5. パスポートケース
  6. 海外旅行保険


「インドビザ」
東京都の丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩10分ほどの所にあるインド大使館で取得できます。(2010.7)
以前は麹町でしたが、そちらに行っても取得できないので注意してください。
2010年にビザを申請した際、受け取りは翌日以降を指定され、計二回大使館を訪れることとなりました。
(2008年に行った際は、午前中に申請すれば午後には受け取れました。)
状況は刻々と変化します。詳しくはインド大使館のHP等で調べましょう。


「ダイヤル式チェーンロック」
バックパッカーに必須です。100円ショップで購入できます。
安宿に泊まる際、荷物を部屋に置いて外出することになります。
高級ホテル並のセキュリティを求められない以上、宿主が部屋のカギを勝手に開けて荷物を持っていくことや、外からの侵入者が無いとは言い切れません。
そのような状況で活躍するのがチェーンロックです。カバンとベッドの足などにかけて施錠すれば置き引きを防げます。
また、カバンのファスナー部分にもカギを付けて、中身だけ盗られるのを防ぎましょう。
しかし、手荒な犯行者がナイフでカバンを切り裂いて盗んでいったら諦めるしかありません。
宿に置いていく荷物には、盗まれても良いものだけを置いていくのが賢明です。


「変圧器」
携帯電話やカメラのバッテリーなど、日本の電化製品を現地で充電するために必要です。
短期の渡航でも、突然電池やバッテリー充電が切れてしまうことがあります。
(私も経験があるのですが、渡航して電子辞書の電源を入れると電池が全て放電された後だったことがあります。飛行機の影響でしょうか。)


「日焼け止め」
女性だけでなく、男性も持っていた方が良いでしょう。インドの日差しは強力です。
皮膚を傷めないよう、日焼け止めを塗ることをおすすめします。紫外線は肌を荒らすため、酷い乾燥も起こります。
インドではSPF35程度のもので、質のいまいちな日焼け止めしか簡単には手に入りません。日本でSPF50・汗に強いウォータープルーフのものを用意しましょう。
「日傘」
紫外線や強い日差しから守るだけでなく、突然の雨に対応できる晴雨兼用が理想です。
7・8月・9月は私の経験上、とつぜん雨に降られる確立が高いです。カバンに一本折りたたみ式の傘を入れておきましょう。
折りたたみの日傘は現地の雑貨屋でも買えますが、中国製ですぐに壊れますし、雨傘としての役割が大きいです。


「パスポートケース」
パスポートは(体に)身につけておくのが一番です。
「身体を傷つけられて盗られたらどうするの?」という場合には
諦めろと言うしかありません。それは起きてしまった以上避けられない事態です。考えても仕方ありません。
逆に言えば、そのような状況に陥る可能性は現実的に低いですから、肌身離さず持っていればパスポートをなくしたり、盗られたりする心配はありません。

私は首から提げるタイプのものを使っています。地球の歩き方で作られた一品です。
パスポートサイズのポケットが2つと、小銭入れ程度のポケットが一つ付いています。
コレ、めっちゃ高かったような気がします(笑)その時はあまり調べもせずに買ってしまいましたが。
でも3年間あちこち回っても壊れません。ポケットがたくさんあるので非常に役立っているのも事実です。


海外旅行保険
現地で何があるかわからないので、保険には入りましょう。危機管理として重要です。
とはいうものの、不要だな、と思うものもあります。
保険会社では在る程度需要の高い補償については一括して申し込める保険商品(例:○○プランなど)を用意していますが、手軽な反面、用のない補償も付けて費用を増やしていることはありませんか。
一つずつ、自分に必要な補償を付けて保険を組めば、安くて合理的な内容に仕上げることができます。

私の極端な考えで厳選した旅行保険のプランは次の通りです。
※あくまで私の考えです。ご自身の判断でお願いします。
まず、死亡保険は要りません。
一番の理由として、私は扶養する家族が居ないことが挙げられます。
そして、死んだら飛行機で遺体を運ぶのが資金的にも困難なことは予想がつきます。現地で燃やすことになるでしょう。保険金をいただかなくても、自身や家族の資金で可能です。
私の場合はガンジス川で燃やしてそのまま流してくれれば家族の負担も減ると考えます。

傷害保険もそうですが、日本で普通に暮らしててケガをすることがないように、インドに行って突然ケガするとは考えにくいです。ましてや死ぬだなんて、私は考えません。
携行品に対する補償も要らないと思います。掛け金は安いでしょうが、持ち物を普段通り、大切に扱えばいいのです。

心配しすぎる余り、あれこれと補償を増やすと余計な費用がかさみます。本当に必要なのか、自分自身で考えてください。

これだけ「要らない」を連呼している私の保険内容ですが、必要に感じるものもあります。
それは疾病補償です。
インドはまず、お腹を下します。原因はスパイスや気候などさまざまですが…
環境が変われば日本で健康でも、現地で病気になってしまう可能性は考えられます。その土地で流行している病などもありますから、渡航前から外務省の安全情報を見るなどの対策が必要です。


友人の例を挙げると、水道水を誤って飲んでしまったことが原因で胃の病気にかかりました。
ホテルの人に、保険会社への連絡を頼み病院を紹介して貰ってそこに搬送されました。良い部屋を用意されて、帰国後のフォローも良かったそうです。
慣れない土地で病気になって、さらに病院を探すのは困難だと思います。
保険に入っていれば保険会社がサポートしてくれるので助かるでしょう。


■チェーンロックとパスポートの話で、これを読んだ方に対しインドへの渡航に関して不安をかき立ててしまったかもしれません。
しかし、どこに行っても盗難や身の安全に関する危機管理、意識が大切なことに変わりありません。
あなたは日本にいて、レストランで席に荷物を置いてトイレに立ってしまうようなことはありませんか?
荷物から離れている間、誰が責任を持っているのでしょうか。「盗難は絶対に起こらない」と、誰も言い切れません。
そのような考えで、宛のない未来を過信するようでは危険だと私は思います。



★価格が300円台のものも見かけたけど、ビニール製ですぐ穴が空きそう。
これなら少し値段は上がりますが、素材が綿なので質もそこそこ良いと思います。
私が持ってるものは2千円以上した気がするのですが。高すぎですよね。
とは言っても、先述したように、それなりの役割は担っています。


持ち物は単に安ければ言い訳ではありません。
パスポートを安全に携帯し、守れるか。そのためには商品の質も考慮する必要があります。
高くても質が見合ってなければもったいないです。
今の私なら、シンプルで安くて質がそこそこな、コレを買います。