自然に生きたい インド産オーガニック食材、環境保護 「本物」なんて、実際はわからない
インド系の食料品店に行きました。
最近ではインド産オーガニックの食材も売っていたりして、新しい時代を感じます。一昔前より、オーガニックの物が多く出回っている印象を受けます。価格も手頃な感じです。
日本で見かけることがあるかは定かではありませんが、マントラ24 というブランドがオーガニック食材を展開しています。インド産なので価格は安いです。
ここ数年で、私はできる範囲でオーガニックのものを買うようにしています。食べ物にしろ、オーガニックコットンの服にしろ、オーガニックを選びがちです。
そもそも自然なものを選ぶようになっているので、何か買う時は天然素材だったり、環境に優しいものを選択するようになりました。
初めは味が美味しいものを選んでいて、オーガニックの物を買う機会が増えました。それでもオーガニックのほうが美味しくないものも出会ったことがあり、そんな時は非オーガニック製品であっても、味や鮮度の良いものを選びます。
洋服の場合は着心地や長く着れるものを選ぶと、コットンや天然素材の布地になるので、オーガニックコットン製を選んだりします。プラスチック系の合成繊維は、資源の枯渇や、燃やした時の有害物質のことが頭をよぎってしまいます。
それから、人や環境のことを考えるようになりました。オーガニックのものを買う以前は、農薬を使うことで育てる食物や土壌を汚染するばかりか、生産者の人にも害を及ぼしているという事実に、気づくことがなかったのです。無農薬で育てるのは大変なことだから、農家の人もよく育つようにあえて農薬を使っているのだからと考えて納得していました。
以前はオーガニック製品が少なく、値段も高いイメージがありました。けれども、近頃は値段がかえって安かったりするので、金銭的なことを気にすることが減りました。
つい先日、私がよく動画で講演を聞いているインドのサドゥグルが土壌を守るためのキャンペーンを行なっていました。バイクで各地を周り、土壌についての講演や募金活動をするというものです。
私には何か特別できることはないので、ただわずかばかりの募金をしました。
私にできないことも、影響力のある人がこうしてたくさんのボランティアスタッフを率いて、各国の要人と対話したり講演をしてくれる。そんなことを感じながら、資金として私からの募金を送っています。
その前にサドゥグルが行っていた、カーヴェリー川の枯渇に対する植林事業の時も募金をしました。今回の土のキャンペーンに関連して、改めてその後の状況についても情報を得ましたが、木が育って近隣の農家の人の収入も向上しているようです。
私は生きていて、身の回りから出るゴミを完全に無くしたり、排気ガスや物質を出さず、自然の植物や動物のように自然環境の中にいるように暮らすことはできませんが、せめて環境や人体への負荷を減らす選択をしながら過ごせたらなと思っています。
こんな風に生きている以上、地球をすり減らしながらしか人生を過ごせないんだろうと思うのですが、できる限り自然に在りたいですね。
ところでインド食料品店でついでに買ったのがこちらのお香です。「本物のウード」と書いてあるのですが、本物と言われると逆に疑念がわきます。
焚いてみると煙の量が異常で、部屋中真っ白になりました。でも香りは好きです。中身が何なのか謎ですが。ウードは沈香のことらしいのですが、高級香料なので本物だろうと偽物だろうと、ちゃんと嗅いだことがありません。今回試したのが初めてです。